KAZ設計事務所のデザイン住宅で、デザインの過程において最重要視していることは、「合理的」かつ「理論的」であることです。住む人のライフスタイルを考慮した間取りで、「住空間」としての融合を作り出しています。
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筺と線
私がデザインの過程において最重要視しているのは、「合理的」かつ「論理的」であることです。この点を徹底し、流行や見た目だけの存在を創りません。
建築は、建物そのものを目的とした住宅を作るだけではなく、「住空間」を作るべきだと考えます。人は住空間の中を歩き移動します。つまり空間は動くことで次の空間と結びつき風景となり心地よい住空間へと変化します。それが「住空間」という「筺(はこ)」です。私の「筺」とは、空間であり住まいそのものです。そして「線」とは創られた空間と空間を結ぶ、住まいの概念であり関係性です。
この「線」こそ、「人」が住む空間、住まいの中を歩くことで体験できるデザインされた風景と考えます。
また、デザインの中で使用する「線」は、住空間を区切るものであってはいけないと考えています。たとえば、天井近くに渡される「梁(はり)」。これは、圧迫感を感じさせることなく、空間を演出しなくてはいけないといったことです。私はこれまで、住宅に偏らない豊富な建築経験と実績を重ねており、そのことで一般に「常識」と思われるような既成概念に対しても深く検証をしています。このことが、他には無いユニークな発想でオリジナリティの高い空間を創造します。
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