素材と美

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建築は人工物の創造です。
私は、挑戦的な素材の使い方をせず、美しく融合させ、住空間に合った使い方をすることを第一に考えています。
特に、エッジやコーナーなどで素材が切り替わるところは、デザインで最も大切な部分だと考えています。

矢印

コンクリートを活かしたデザイン住宅のエントランス画像

 

デザイン住宅のアクセントとなる螺旋階段画像

コンクリート

コンクリートは重厚で無機質です。しかし、冷たさと重苦しさを感じないデザインに仕上げています。
コンクリートに取り囲まれた空間づくりではなく、固まりとしてコンクリートを空間に融合させることで、コンクリートは無機質な物体から美しい姿へと変貌します。
コンクリートに、光と影をうまく取り入れ、曲線をも加えることで、コンクリートが持つモニュメント性と暖かな空間とを融合できるのです。
自然の風景とコンクリートの調和の美しさは、内部からの景観に繋がる美しい空間を作り出します。

 

住宅・共同住宅に大事な温かみを演出した木を全面に使用した室内画像

 

デザイン住宅のアクセントとなる無垢の木をふんだんに使用した室内画像


本物の無垢の木の美しさを、デザインに活かしています。
無垢の木の持つ色と、壁の色とを対峙させることで、新しい空間が広がります。

 

デザイン住宅の表情を鮮明にするガラスを一面に使った建物画像

 

デザイン住宅のアクセントとなるトップライトの役割を果たすガラス

ガラス

ガラスは、物質的に空間を仕切りながらも、視覚的な奥行き感を与えてくれます。さらには、光を採り入れるフィルターとしての役割も、難なくこなしてくれます。
採光としての機能に加え、内部の柱等の構造を見せることができるのです。
構造を見せることで、外部と内部の重層する線の美しさをデザインの一部にできます。外装のみならず内装にも使うことで、囲まれた住空間に視覚の流れを生み、広がりを作りだせるのです。